デジタルを活用したこれからの学び
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148本校では、12年間を通じた探究的な学びの実践を特色の一つとしています。そして、小学校段階では、児童が自ら「なぜ」を発見して、「きく」「みる」「調べる」といった活動を、各教科の学びに取り入れています。児童が「なぜ」について考えたり、情報を収集・整理したりする上で、デジタルの活用は非常に相性が良いものでした。また、児童がタブレットを用いながら、友達と主体的に「学び合う」姿からは、問題解決能力の育成だけでなく、協働性やコミュニケーション能力の向上にも役立つと感じました。「デジタルを活用したこれからの学び」を、全校で模索してきました。実践書を読み込み、悩み、話し合いながら、この4月から授業を行ってきました。1学期に全教員で授業を試行したり、先進校に全員で授業を参観しに行ったりと試行錯誤の連続でした。このような中、7月に視察に伺った小学校の授業が深く印象に残りました。まさに、本校の目指す児童像を体現している教育活動でした。その日から現在まで、その児童像を追いながら、全教員で「デジタルを活用したこれからの学び」となる授業を実践しています。01 台東区立上野小学校 田中康雄 校長03 板橋区立志村第二小学校 木村高一郎 校長05 三鷹中央学園三鷹市立第三小学校 山下裕司 校長04 東京都立立川国際中等教育学校附属小学校 横田雅博 統括校長「おわりに」に代えまして、各研究校の校長先生に「デジタルを活用したこれからの学び」について、メッセージをいただきました。02 西東京市立上向台小学校 酒見裕子 校長「子供たちは、もともと素晴らしい力をもっている!」、この「デジタルを活用したこれからの学び」の研究を通して、改めて実感したことです。これまで、私たち教員がよかれと思ってしていたことが、子供の主体性や自立を奪っていたこともあるのかもしれません。子供たちは大人が思っている以上に自分の力でできるものです。人生100年時代!子供たちが生涯学び続けることができる、自立した学習者を育成していきたいと考えております。「デジタルを活用したこれからの学び」として、本校では、児童の文脈で学習できる単元開発を学年協働で行って参りました。どの教科でも児童一人一人が問いをもち、協働的に探究するためには学習環境の設定が欠かせません。学習環境によって個々に学習方法を選択することが、学習の個性化となり、そのために指導の個別化が必然的に生まれます。デジタルとアナログを目的に応じて活用する姿こそが、「これからの学び」だと実感しました。現在の延長線上にはないといわれる、想像もできない世界を生きることになる子供たち。その子供たち一人一人が幸せに生き、より良い社会の創り手となってほしい。それには、子供たちに自らをアップデートし続ける姿勢を育むことや、自分が動くことで周囲をより良く変えることができたという経験をさせることが大切だと思います。学校教育の全てを「こどもまんなか」へ。「デジタルを活用したこれからの学び」もその重要な機会です。おわりに

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