デジタルを活用したこれからの学び
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小学校動画はコチラ!小学校小学校時1校庭と中庭で動物を探して、動物がいる場所について気付いたことを話し合って問題を作る。234調査結果から分かったことをマップにまとめる。自分の知見のほか、他の人の気付きや考えQ66先生が考える「デジタルを活用したこれからの学び」の姿を教えてください。 発達の段階で異なりますが、低学年では「提示された学習方法を選ぶ」、中学年では「共通のゴールに向かい自ら学習方法を考え、アプローチしていく」、高学年では「自分でゴールを設定し、学習を進めていく」ものではないかと考えています。そうした学びを通して、自ら学ぶ力を身に付けていってほしいです。Q55次は、どのような授業に挑戦してみたいですか。学級や学年を越えて情報を蓄積できる動物マップを作りたいです!撮影した動物の写真をマップ上で見られたらいいですね!画面共有ツールを使えば、リアルタイムで見付けたものを共有できるし、安全確認もできますね!図書室でマップの作成は、調べたこと、どうでしょう?合ってるかな?中庭にバッタがいたよ!第4時にマップを作成して、それを基に意見をまとめの時間で行うのは共有できるようにしてみます!どうして、その場所に いたのかな?73デジタル活用のポイント個別最適な指導を行えるよう、外に出た児童ともミーティングアプリを活用してやり取り。中庭にバッタがいたのは、背が高い草が多くて、隠れやすいからじゃないかな!バッタはイネの仲間を食べるんだ!ということは…インターネットで、カミキリムシの食べ物が分かるかな?成果授業の終わりに「これからバッタを見付けたいときは、バッタの食べ物がある場所を探せばいいんだ」という感想を引き出せた。見取りについて⚫「意欲的に学べたか」が見取りの一つのポイント。自分一人で納得することもよいが、そこから更に成果同じ動物について分かったことを共有し合う姿が見られた。課題作業量が多く、時間が足りなかった。時間配分を検討していきたい。78食べ物の近くに いたと思う!課題デジタルのレベルは第3学年の段階に適していたか、この内容に合っていたか、検討する。79校庭・中庭図書室教室今回、青池先生は校内にいる動物とその居場所を記録する「動物マップ」を作る研究授業を実施。児童が自分のこととして捉えやすいことから、この単元を選びました。マップ上で写真も見られるようにする有効な方法や、デジタルとリアルが結び付かない児童への対応など、研究授業に向けて徐々にマップと学習指導案が詰められていきます。「マップ作成」を第3時で行うか、第4時のまとめの時間で行うかを検討。第3時は「自分の考えを深める」ことが主軸であるため、マップ作成はまとめの時間にすることが決定しました。第4時まとめ/説明問題に対する結論を各自で総まとめ !問題に対する結論を各自で総まとめ !児童同士で教え合う姿も !児童同士で教え合う姿も !児童が記入した振り返りにその場で返信も !児童が記入した振り返りにその場で返信も !結論:動物は、生きるために必要なものがあるところ  (食べ物がある場所、隠れたり卵を産んだりする場所)の近くにいる。一歩踏み出し、他の人と共有したり、学び合ったりする姿が見られた。⚫初めはただ図鑑を見て図鑑にある写真を参考にイラストを描くだけだった児童が、実際に見たものと比べたり、他の人の学びも知ったりすることで、「比べてみたら、こういう結果だった」「他の人と調べてみたら、こんなことが分かった」というように、様々な視点で気付きを得られるようになった。⚫本単元は、児童が自己調整する授業に適した内容であったが、単元の内容(知識として確実に押さえるべきところ)によっては、一斉一律の講義型の授業と併用するなどの工夫をする。児童が自分自身で学びの調整を図ることができているかを確認していきます。果たして、児童の結論は…?果たして、児童の結論は…?先生たちによる分科会①東京都立立川国際中等教育学校附属小学校では、「デジタルを活用したこれからの学び」の授業に向けたポイントとして、特に児童に学習の「場所」「方法」を選択させることに重点を置いています。教室はもちろん、図書室で調べたり、外で直接観察したりと、タブレットだけでなく、学校の施設や環境を生かした授業づくりになっています。また、図書室では司書の先生も指導に協力するなど、教職員の連携も活発に行っています。今回取材したのは、「デジタルを活用したこれからの学び」に取り組む、青池先生の第3学年の授業です。 単元 第3学年・理科「身の回りの生物」全4時先生たちによる分科会②主な学習活動指導のポイント・方法先生たちによる分科会③T:立国 R:リサーチ(探究) P:プラン☆TRP-A問題を見いだす・作る☆TRP-B課題に対して自分で☆TRP-C学んだことから発展的な課題を設定し、自ら課題を設定する・取り組む課題を選ぶアプローチ方法を考え、取り組む課題解決に取り組む青池先生に今回の授業を振り返っての感想や、青池先生に今回の授業を振り返っての感想や、「デジタルを活用したこれからの学び」の授業に向けた「デジタルを活用したこれからの学び」の授業に向けたポイントなどについて伺いました。ポイントなどについて伺いました。0472取材テーマ取材対象青池蕗子 先生 (理科担当)どのような動物がどのような場所にいたか、写真を撮り、マップで共有して話し合う。校庭と中庭、図書室、教室、それぞれの場所で調べる手段を自分で選択できるようサポートする。いろいろな動物がいた場所の様子を比べながら調べる。準備リンクを送信しても踏まえるよう促す。課題の設定/情報収集/整理・分析まとめ/説明共有するのはどうでしょう?SchoolSchool東京都立立川国際中等教育学校附属小学校「考える方法を知り、根拠に基づいて思考する力の向上」を探究的な学びの柱とする。公立としては全国初となる12年間一貫教育校であり、国際社会に貢献できるリーダーの育成を目指しています。学校施設×デジタルの有効活用によって児童の学び合いを深める授業デザイン立国探究プラン“TRP”立国探究プラン“TRP”青池蕗子 先生 (理科担当)Q11研究授業を終えた率直な感想を教えてください。 児童の好きな生き物、特に虫を単元に設定したこともありましたが、想定していた以上に、主体的に学習に取り組み、学びを深めていました。振り返ってみると、1・2年生から段階的にグループ活動や調査活動のレベルを上げてきたことが有効だったのではないかと考えています。 個人的な展望として、実験データを共有し、そこから事象の傾向を分析したり、オンライン上で協力してポスターなどを作成したりする授業に挑戦してみたいです。最終的には、児童が考えたり、自分の考えを表現したりする場面において、自在にデジタルを活用できるようになってほしいと考えています。8140◎各プロセスを意識した学習◎試⾏錯誤しながら自分に合った方法で学習◎個人作業や協働作業を自分で選択◎学習課題を再設定●各校のページは、主に実践内容のレポートと、担当教員へのインタビューで構成されています。 インタビューページの⼆次元コードをスマートフォンなどで読み取ると、インタビュー動画を⾒ることができます。●各校の取組は、2024年4⽉から2024年11⽉までに⾏われた内容を基に構成しています。●登場する教員の所属、担当などは2025年1⽉現在のものです。実践の内容を実写漫画形式で紹介するとともに、各授業での成果と課題、デジタル活⽤や児童・⽣徒が⾃⼰調整する授業に向けたポイントなどを解説しています。実践に取り組んだ教員が、その成果や児童・⽣徒の変容、今後の展望などについて語ります。担当教員インタビュー動画InterviewインタビューQ22どのような場面・指導で「デジタルを活用したこれからの学び」が有効だと実感しましたか。 特に、児童が問題解決をする場面で有効だと感じました。あくまでも「手段の一つ」であるとしたことが効果的であったと思います。実際に見たものを様々な方法で調べて確かめたり、調べてみて曖昧なものを実際に見に行って確かめたりと、調べる場所を行ったり来たりすることができました。Q33「デジタルを活用したこれからの学び」の授業を実践する際、どのようなことに注意すべきでしょうか。 ゴールを明確にすることです。「自分は何をどのように調べるのか」といったことを理解できていないと、児童はただ本や図鑑を眺めたり、外で遊んだりするだけになってしまいます。そうならないように、デジタルを活用するなどして、児童の活動を把握する手段を確保することも重要です。Q44「デジタルを活用したこれからの学び」に向けた授業で、児童にどのような変化がありましたか。 自ら楽しく学習を進める児童、自分なりの知見を得ることに喜びを感じる児童が増えました。今までは「正解」が好きな児童が多かったのですが、現在は「正解」がない問題もあること、答えは一つだけではないこと、いろいろな見方があるということを理解している児童が増えました。04「デジタルを活⽤したこれからの学び」の活動イメージここからのページでは、「デジタルを活⽤したこれからの学び」に向けて先⾏して実践を進めた10校の取組を紹介します。 「デジタルを活⽤したこれからの学び」では、左図のようなプロセスを児童・⽣徒⾃⾝が⾃⼰調整しながら学習を進めることを重視しています。教員は児童・⽣徒の疑問を引き出すような発問を⾏い、学習計画について確認・助⾔を⾏います。 児童・⽣徒はデジタルを活⽤して情報収集を⾏ったり、お互いの学習をリアルタイムで参考にしたりしながら、⾃分の考えを深めていきます。また、教員は全員の活動状況をリアルタイムに把握しながら、適宜助⾔・アドバイスを⾏います。担当教員インタビュー情報収集説明実践レポート整理・分析まとめ実践紹介ページの⾒⽅活動

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