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SNSで情報を上手に検索しよう
1 SNSで情報を検索するテーマについて考えてみましょう。
2 テーマについて、グループごとに複数のサイトやSNS を検索して情報を集めましょう。
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ネットの特性
情報を検索する場合は、「サッカー 日本代表」のようにスペースを入れた検索を検索サイトで行うことが多いでしょう。 これはAND検索(アンド検索)と呼ばれ、最も一般的な検索方法だと言えます。 しかし、検索方法はAND検索が全てではありません。 例えば、日本代表以外のサッカーの動画を見たい場合は、除きたいキーワードの前に「-(半角マイナス)」をつけて、「サッカー -日本代表」と検索します。 これをマイナス検索と呼び、動画検索で実況動画や歌ってみた動画を外して検索する場合などにも活用できます。 また、選手の名前が分からない場合には、その画像に似た類似画像を検索できる画像検索という方法もあります。
最近ではSNSを活用した検索も増えてきました。
例えば、今のサッカーの試合の感想をすぐに知りたいときには、SNSで「つぶやき」を検索すると、他の人がどのように感じたのかを調べることができます。 また、「#日本代表」と検索すると、日本代表のことをつぶやいた情報を集めることができます。これをハッシュタグ検索と呼び、同じ興味をもつ人の意見や感想を調べるだけでなく、電車の運行状況などの情報収集でも活用されています。
さらに、学術的な情報を検索する場合には、国立情報学研究所が運営する「CiNii(サイニィ)」などを利用すると、日本の論文などを調べることができます。
短期間で目的にあった情報を見付けるためには、このような上手に情報を検索するスキルを身に付けることが重要です。考えよう「情報モラル」データに注意しよう検索結果では、様々な数字が出てきます。 こうした数字を適切に読み解くことがこれからの情報社会では重要となります。
例えば、あるスポーツ選手の年収を調べていたところ、平均値で1,000万円という数字が出てきました。 しかしよく調べてみると、対象となった10名の選手の年収は、ある1名の選手が5,500万円で、その他9名の選手はすべて500万円でした。 この場合、平均値は1,000万円ですが、中央値は500万円になります。 このように統計情報を適切に読み解くことが求められます。
また、ダイエット情報などでは、「1ヶ月で10kg痩せた」という表現がよく出てきますが、こうした数字も注意が必要です。 例えば、10人がダイエットに挑戦し、そのうちの1人だけが10kg痩せて、その他の9人は変化がなかった場合でも、「1ヶ月で10kg痩せた」と表現する場合があることも考えられます。 こうしたたくさんのデータの中から都合のよいものを選んだデータのことを「チャンピオンデータ」と呼びます。 広告等のデータを読み解く場合には、チャンピオンデータに注意する必要があります。