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端末を使うことで様々な便利さがある一方で、リスク(危険性)も存在します。
リスクは、危険の「発生確率」と危険が起きたときの「被害度」で考えます。そのリスクを適切に見極め、対処することを「リスクマネジメント」と言います。
次の内容について、皆さん自身に起きそうな確率と起きた場合の被害度で分類してみましょう。自分に起きそう被害が大きそう被害が小さそう自分に起こらなそう -
スキルのポイント
リスク(危険性)を考えるときは、「どのくらい起きそうかな?」と「起きた時にどのくらいの被害があるかな?」を考えることがリスクマネジメントの基本になります。特に、自分に起きそうで、被害が大きそうなリスクを優先して対策を考えてみましょう。
なお、比較的多くの人に該当するのは「長時間利用」です。調査では、「スマホやネットを使って勉強や生活に大きな影響が出ても自分ではやめられなかった」と回答した中学生が33.8%、高校生が35.8%いました。満下健太・酒井郷平・西尾勇気・半田剛一・塩田真吾(2020)「子どもの情報機器活用に関わるトラブルのリスクアセスメント」日本教育工学会論文誌44巻1号,pp.75-84